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第54期 王位戦は3勝1敗で羽生三冠が防衛

ちょっと前に結果はわかっていましたが、将棋世界10月号に観戦記があり、心に残るフレーズがありました。

  • 羽生と大舞台で濃く接した棋士は、必ず自分の力と向き合うことになる。「自分はもしかして・・・」という残酷な問いにぶち当たるのだ。そこから這い上がるために死力をつくすか、それとも・・・

これは観戦記を書かれた大川慎太郎さんの言葉ですが、考えさせられますね。自分の前に自分の力を遥かに超越する壁が現れたときにどうするのか・・・。私も海外赴任を目前に、今までにない壁を感じることがあり、死力を尽くす必要があると改めて感じます。初のタイトル戦とはいえ、一流の部類に入る行方八段ですらミスをするわけですから、自分もミスを恐れず少しでも成長できるよう積極的に頑張りたいと改めて感じています。
もう1つ、同じ雑誌に掲載されていますが、昨年棋聖戦で3連敗した中村太地六段も王座戦で挑戦権を得て、羽生三冠から先日一年越しの一勝を手にしました。雑誌の中のインタビューや表紙に書かれている「貴公子ふたたび・・・」の文字にも励まされました。
来年は挑戦の年になりそうですが、気持ちだけは絶対に負けないようにしたいものです 🙂