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升田式石田流の5つの筋

ここ数日調子は上向き気味、将棋ウォーズでも6月は今のところ14勝7敗と好調をキープしていますが、もっと厳しく指さないと現在の初段以上になることはできないな~と感じています。そこで改めて「久保の石田流」を勉強しました。
冒頭にある升田式石田流に関する解説、私が石田流を指すきっかけになった大切なものです。ただ、改めて全然理解できていなかったことに気づかされました。正直、第2と第3の筋以外しっかりできておらず、第1の筋は忘れてたし、第4、第5の筋は7七桂型を軽んじて、ろくに読んでもいませんでした 😯
升田式石田流自体の展開にはそうはならず、将棋ウォーズでは1,750局指して14勝15敗(.482)ですが、石田流や、角交換振り飛車、4→3戦法などでも類似の局面は多数あり、応用範囲は広いです。
序盤から中盤にかけて、もっと厳しく指せるように勉強しなくては 🙂
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久しぶりのトーナメント参加

小林健二九段が来星され、大会が開催されました。
大人の部は17名?が参加されましたが、4→3戦法が冴えて2連勝したものの、準決勝で石田流で捌き切れず負けてしまいました。
相手が強い方だったので仕方ないものの、以前も似たようなパターンで負けたんですよね。問題の局面は以下で、△6三金があまり見ないのですが 😕
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ここから▲6五歩△同歩▲7四歩△同歩▲6五銀△同銀▲同桂△6四銀▲同角△同金▲5三桂成と桂を鮮やかに捌いたかと思いきや、△8三飛が好手。▲5二成桂△4三角と両取りをかけられて、不利になりました。
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反省してみると▲6五歩△同歩▲6五銀△同銀▲同桂△6四銀▲7三桂成△同銀▲7四銀△同銀▲同歩と確実に迫ったほうが良さそうです。
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終局は以下の通り、端から頑張って見たものの、途中の駒損が痛すぎたな~ 😥
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あと、会場だったシンガポール国立大学ですが、スタバや食堂は一般の人も利用できますし、休日な空いていてなかなかイイ感じですね。また行ってみるかな~ 🙂

角交換型石田流における中盤の戦況判断

最近4→3戦法で勝てないのですが、序盤でリードしているにもかからず中盤でひっくり返されるケースが多々ありました。反省してみると、自分の守りが薄いことをあまり考慮せずに無理攻めしているような感じがしました 😕
今日も将棋ウォーズで初段の方と指した際に以下の局面から逆転負け。おそらくほとんどの方が後手有利と判断されると思うのですが、先手が5六角を指したこの局面で、後手の私が指したのは5五桂。銀桂交換を強要できるので無くはない手だと思うのですが、黄色で印した3二金は無防備な状態だし、5三地点に隙もある。しかも、プラスになる手として2二銀、2一桂、2八とと動かしたい駒がまだある中で、よく考えれば5五桂は悪手に近いですよね・・・
一見味は悪いですが、1九とは香が入って5三飛打を消すので悪くないし、歩切れにはなるけど5三歩は鉄板のような気もします 😕
角交換型石田流の場合には、攻めで優位を気づいたら、全体を見回して、守りを固めてから再度攻撃に移ることを意識したいと思います 🙂

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久保流急戦

私は石田流を主力に指しているのですが、最近自分の作戦の幅の狭さに弱点を感じることが増えてきたため、石田流の中でも急戦の「久保流急戦」を勉強してみました。升田式石田流の展開になること自体が少ないので出番は多くなさそうですが、この筋は覚えておいて損はなさそうです。特に将棋ウォーズのような早指しでは少なからず効果がありそうですし 🙂

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この後の展開では後手は7筋歩交換に単純には応じず△7二金、先手は捌きを狙って▲7五飛と進んでいくわけですが、両者間違えず指すと「優劣不明」の展開になります。
逆に△7四歩▲同飛△7三歩▲7六飛△4五角は▲6六飛△2七角成▲5五角が受けなしで反撃成功になります。対戦相手がこのトラップに引っかかってくれることを祈ります 😯

石田流vs穴熊における左金の動きについて

昨日の将棋同好会でうまく指せず、メンバーに「何で金が7八に上がるんだ」と指摘されたので、戸辺六段の「石田流の基本」を改めて確認しました。私のミスしていたところはわかりましたが、以下の図で次は▲6五歩を指すところ、左銀が5六に上がってから、▲6五歩を指したために、後手の右金が4筋まで移動、急戦調に先手がしかけているはずなのに、後手がガッチリ守っているというチグハグな状況になっていました。
(あと、△6四歩+6三銀が入っていないことも条件です。思い起こすと、昨日石田流で負けた2戦はいずれも△6四歩+6三銀が入っていたので、普通に▲5八金で良かったんですね 😯 )

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▲6五歩のあと、△4四歩で角道を塞いできたら、飛車交換を目指しますし、△4二角と逃げてきたら、左銀で玉頭銀で攻め行きます。▲7七桂と一方的に左桂を有効活用できますし、先手有利です。最終的には後手から角交換せざるを得ない状況を作りたいところですが、そこまでうまくいくかな~ 😯