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第3回 電王戦第3局はプロ勝利!!

第3局にして初勝利ですが、さすがは豊島七段、若手の中でも随一と言われるだけあってやりますね 🙂
棋譜が公開されないので内容がわからないのですが、進行がかなり早く、なおかつ急戦が選択されたところを見ると、事前準備で何か弱点に気づいたのかもしれませんね 😕
豊島七段と言えば、以前将棋世界に掲載されていましたが、幼い頃はお父さんが弁護士試験の合格を目指していて、貧しかったようで、お母さんに将棋を教えてもらったとか。その後お父さんが弁護士試験を合格してからもメキメキと力をつけて、プロになった話は涙ものでした。将棋を教えたお母さん、道場へ連れていったご両親、彼の天才ぶりを見抜いてプロの先生へ紹介した周りの人、そして何より豊島七段自身のがんばりに感謝です。
僕も強くなりたいな~ 😯

5人のプロ将棋棋士がコンピュータ将棋ソフトと団体戦で戦う「第3回将棋電王戦」の第3局・豊島将之七段 対 YSSの対局が29日、大阪・あべのハルカスで行われた。
第3局は、29日16時41分、豊島七段が「将棋電王トーナメント」3位の将棋ソフトYSSに勝利し、プロ棋士待望の勝ち星をあげた。これで全5局の通算成績は、プロ棋士側の1勝2敗となり、ソフトの勝ち越しを防いだ。将棋は、横歩取りの戦型からYSSが激しい展開に誘う形に。それに対して一歩も引かずに応戦した豊島七段は、自然な指し回しでリードを奪うと必勝態勢を築き、YSSの粘りを許さず一気に押し切った。手数は83手で、消費時間は豊島七段が2時間8分、YSSが3時間15分。
終局後の会見で豊島七段は「プレッシャーがかかっていたので、勝つことができてほっとしています。人間側が一回も勝てていない状況だったので、勝たなければいけないと思っていました」と胸を張り、YSSの開発者・山下宏氏は「厳しい戦いになると思っていました。評価値としては一回も(YSS)のプラスにならなかったことが印象的でした。負けてしまって残念でした」と肩を落とした。なお、具体的な数字は明かされなかったが、豊島七段は対局までに1,000局までいかないものの、YSSと3桁台の練習対局をこなし、本番に臨んだという。
4月12日まで開催される「第3回将棋電王戦」は、「将棋電王トーナメント」上位5つのソフトと、現役のプロ棋士5人による団体戦。持ち時間は人間側、コンピュータ側ともに5時間となる。第2回とのルールの大きな変更点は、「持ち時間が各5時間(チェスクロック方式)」「ソフト側の統一ハード(コンピュータ)の使用」「ソフトの事前提供」の3つ。また、対局におけるソフト側の指し手は、デンソーの子会社であるデンソーウェーブのロボットアーム「電王手くん」が導入され、ロボットアームが担当している。