第2回電王戦第5局、三浦八段敗れる

残念でしたね。A級の三浦八段が敗れたことにより、第2回電王戦は1勝3敗1分でプロ側の敗北が決まりました。
GPS将棋は1秒間に2億7000万手を読むわけで、数値上は人間が勝てるわけないのですが、人間が持つ大局観がその上を行くと思っていたのですが・・・ 😕
勝負はともかく、A級2位として全力を尽くした三浦八段、東大にある670台のPCを使って1秒間に2億7000万手を読んだGPS将棋、両者に拍手を送りたいです。 🙂
来年も楽しみだな~ :mrgreen:

 コンピューター将棋ソフトとプロ棋士による5対5の対抗戦「第2回将棋電王戦」第5局が20日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、ソフトの「GPS将棋」が三浦弘行八段(39)に102手までで勝利。
 これで通算3勝1敗1分け(持将棋(じしょうぎ))と、コンピューター側が勝ち越しを決めた。ソフトがプロ並みの実力を持つことは今シリーズで実証されてきたが、トップ棋士の一人である三浦八段が完敗したことで、将棋界には衝撃が走った。
 三浦八段は竜王戦では最上位の1組、名人戦の挑戦者を決める順位戦でもA級に在籍するトップ棋士の一人。GPS将棋は、東大の研究者ら有志が開発したソフトで、昨年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝した。中終盤での強さに加え、今回は東大・駒場キャンパスの約680台のパソコンと接続し、1秒間に約2億7000万局面を読むことができる性能を持つことで、苦手とされる序盤から終盤までスキがなくなった。
 対局は第4局に続き、正攻法の相矢倉の戦型となった。三浦八段は、ソフト側の対策が遅れているとされる、敵陣3段目以内に玉を進める「入玉(にゅうぎょく)」策を狙いながら指し進めたが、GPS将棋は自然な指し手を続けて優勢を築くと、最後は大差で押し切った。

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